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みんなの「良品」ブログ


パイロット万年筆 パイロット創立70周年記念万年筆

2014/03/02 07:35
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人気の無かった万年筆が、ある日脚光を浴びる…そんな万年筆は数少ないですが、このパイロット創立70周年記念万年筆はその数少ない内の一つと云えるでしょう。

今回紹介する70周年記念万年筆は1988年に発売されましたが、2000年代初めになっても文具店の片隅でひっそりと並べられてるような人気の薄い万年筆でした。
人気が薄かった理由は、ペンポイントの種類が中細の1種類だった事や地味な作りで価格も38,000円と値が張ったこと、あとはペン先が非常に軟らかかった事が理由に挙げられるようです。
確かにこの頃からボールペンの性能が著しく向上してましたし、万年筆を使うような機会も少なくなってましたしたので、高い筆圧になれた手で敢えて軟らかいペン先を買う理由はなかったでしょう。

このままひっそりと時間だけが経過するものと思われましたが、近年の万年筆の人気上昇と、市場に硬いペン先の占める割合が大きく、軟らかいペン先に希少価値が付いて文具店の在庫から急速に消え去ることになりました。
僕が万年筆に興味を持ちだしたのが2006年頃でしたが、その頃には都内で見かけることは殆ど無かったと思います。

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創立記念の万年筆だけはあって、本体はやや地味でも箱は結構お金をかけてます。
添付の解説書には、樹齢70年以上の北海道北部のナラを使っているとの記載がありました。
中は入れ子式の二段箱となっており、上段に万年筆、下段に保証書や説明書などが格納されています。

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キャップを付けた収納状態です。全長140mm。
フォルムはベスト型と呼ばれる、天冠と尾軸が平らにカットされたような形になってます。
クリップはパイロット伝統の玉クリップ。解説書を読むと、由来は剣と宝珠だそうです。
ちなみに、軸の銘板はペン先正面より45度ずらしてネジ切られてるようです。無理に正面に合わせようとひねると壊れますので要注意!

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キャップを尾軸に付けた筆記状態です。全長は165mmと若干長めです。
軸径はねじ切り真下で12mm。カスタム724ぐらいの太さでしょうか…。
軸には網目模様がレーザー彫刻で施されており、滑りづらくなっています。

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70周年記念万年筆はプッシュ式の大容量コンバーター「CON-70」が最初から付属しています。
ただし、写真にあるように市販のものではなく、特別仕様のコンバーターとなっています。

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特徴的なのがペン先です。全体的に長めのペン先で、切り割りも若干深くなっています。
それ以上に特徴的なのは、2枚目の画像を見て頂くと分かりやすいんですが、ペン先がお辞儀してるのです。
このお辞儀が軟調ペン先であるにも関わらず筆感にコシを生む要因となっているのです。

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書き味は一言で表すと「フェザー級な柔らかさ」…。少し力を入れると筆線が太くなります。
ただ、紙面にタッチしたときはフニャ〜としただらしない柔らかさで無く、フニャンとしたバネのある柔らかさだったりします。
喩えて言うとパイロットの軟調ニブで「フォルカン」がありますが、それよりややコシがあるものと考えて頂いて結構です。

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以前、他に70周年を所有している人で「この70周年さえあれば他はいらんわ〜」と言う人が居ました。
その頃は太字が流行っていた時期でしたが、そんな時でも中細の70周年が手放せなかったのは、人を惹きつける書き味の魔力を有していたからでしょう。
以前に比べパイロットも軟調ニブが増えてきました。また70周年のような魔力を持った万年筆が復活してくれれば良いですね。
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山田ハケブラシ製作所 靴磨きブラシ

2012/05/13 09:54
 革靴を永く使うにはシューケアは必須。シューケアの用品は色々あるけれども、今回は僕が使ってみて良かったと思った東京九段下にある刷毛・ブラシ専門店山田ハケブラシ製作所の靴磨き用ブラシを紹介します。
 トレードマークの「しめ縄に蜻蛉」と「神田 山田製」の焼き印。そこに「天下一品」だの「日本一」だの「大極上」だの景気の良い刻印が並んでいますが(^^;)このブラシには刻印に負けない自信が窺えます。
 僕が最初にこのお店で購入したのは5年前。写真奧にある黒毛の馬毛ブラシで、ホコリ落としや仕上げ用として使っていました。他のブラシと比べて、細かい隙間に入ったホコリがしっかり落とせるし、摩擦力もあるので革靴がピカピカに仕上げることが出来ました。第一印象で「ブラシが違うと違うもんだな」と強く感じた次第で、それからというもの馬毛ブラシの他に豚毛ブラシも買い足してずっと愛用し続けています。また永く使っているので、毛に靴クリームの油が浸透し、最近はブラシ磨きだけでピカピカになる魔法のようなブラシに変貌しています。

 山田ハケブラシ製作所の靴ブラシの特徴は、ブラシの毛の「密度」と「コシ」。写真の左右のブラシを比較して頂くと分かるのですが、左側の普通の靴ブラシと比べ、右の山田ハケブラシ製作所のブラシでは密度が全然違います。また、密度があるから豚毛のバネが生かせないといったらそうではなく、毛はしなやかなのにコシがあるのでブラッシング性能は非常に高いのです。この「密度」と「コシ」があるから最低限のブラッシング量で綺麗になるのです。
 また、もう一つの特徴として「毛が抜けないこと」があります。靴ブラシを使われている方で、毛抜けに悩まれている方も多いと思います。僕もこのブラシと出会う前は、購入直後から抜け出して1年でダメになったモノなどもありました。でも、このブラシは手植えでかなり頑丈に作っているとの事で、5年間使用して毛が抜けたことが一度も無いというスグレモノ…(イヤ ホントに^^;)。しっかり丁寧に作り込まれた職人技のブラシと言えるでしょう。また、仮にダメになった場合は、お店の2階が工房となっているので修理も承るとのことです。


画像 お店は、地下鉄九段下駅もしくは神保町駅から出て徒歩5〜6分の靖国通りに面したところに構えています。靴ブラシは手植製と機械植製があり、大きさにも寄りますが前者の価格は3,500円〜4,200円程、後者は800円〜1,000円程です。手植製は機械に比べて3〜5倍ほど高くなっていますが、お店の人曰く「手植えは一生モノ」との事です。



山田ハケブラシ製作所
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Pelikan Souveran M450 Vermeil/Tortoise Bnib

2011/10/10 13:11
 今回の良品紹介は、ペリカン社のM450です。
 舶来万年筆の代表格であるペリカン万年筆の中でも特に異彩を放っていたのが、このM450 バーメイル/トータスです。金のキャップ・尾軸に、緑がかった鼈甲色の組み合わせが美しく、一目で虜となってしまいました。購入してから既に2年が経ちましたが、今でも前線で活躍してくれる非常に頼もしい万年筆であったりもします。
 しかし、人気があって2004年からロングセラーを続けていたM450でしたが、今年になってついにカタログ落ち。価格が価格なのですぐに店頭から一掃されると言うことは無いと思うのですが、この雄姿も次第に見られなくなると思うと残念で仕方ありません。

 M450は過去発売されていたPelikan 500を彷彿とさせる姿形をしていますが、500の方は金貼りのみであったのに対し、こちらはスターリングシルバーに金メッキを施したバーメイルになっています。画像をご覧頂きたいのですが、キャップのネームスペースの末尾に「Ag925」と彫られています。バーメイルの特徴は、表面が金であっても地金が銀であるため、時間が経過するとともに燻されてきて赤く焼けたような侘びのある風情を醸し出してくれます。
 軸もペリカン伝統のセルロースの積層をスライスしたストライプなので、インク残量も見やすく実用的にも優れた万年筆となっています。

 また、このM450は、ペリカン社が発売しているレギュラー品M400と同等のサイズとなっていますがペン先はM400は14金を使ったニブなのに対しM450は18金を使っています。特に書き出しのペンポイントを紙面に触れる際のタッチ感が「トッ」といった置いた感じではなく 「ヌッ」っと柔らかく気持ち良く書き出すことができます。


ペンポイントの形は旧型の角研ぎタイプで、縦に太く横に細い線幅となっています。角研ぎはひねりの許容性が狭く扱いが大変なので、この研ぎを採用しているメーカーは(ペリカン含め)少なくなっています。今となっては日本語(特に漢字)が美しく書けるペン先と言うことで非常に愛用しています。僕はインクにスティピュラのグリーンを使用していますが、濃淡がはっきり出るインクですので見栄えの良い文体が出来上がります(字が汚いので見栄えだけでも…というのは内緒)。M450を入手できたら是非インクにも拘ってみて下さい。きっと新たな感動が生まれると思いますよ。

 さて、最後になりましたが注意点として軸のバランスを挙げさせてもらいます。
 先述したとおり軸のサイズはペリカン社のレギュラーM400と同じサイズではありますが、キャップと尾軸が金属で、かつインク吸入式機構を備えていることから、M400と比べてペン後方に重心がかなり移動しています。ペン先近くをもたれる方やペンを立てて書かれる方はこの点ご留意下さい。



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スティピュラ グリーンインク

2010/09/21 23:17
画像 「ペリカン M450に合いそうなインク」として探していたスティピュラのグリーンを、やっとこさ新宿にて手に入れました。
 僕の家の近辺ではスティピュラを取り扱うお店がないので、通販か都内に出たついででしか購入できないのが痛いところ。ましてや初めて買うメーカーな訳ですからM450との相性も知っておきたい(以前使っていたインクはこれで失敗しました)こともあったので最近まで延び延びとなっていた訳なのです。

画像 まず手にしてビックリしたのは箱の大きさ!
 本体は70mlの容量ですが、上下が発泡スチロールの蓋で厳重に梱包されてるため高さ105mm、幅・奥行73mmとビックサイズ。右に比較用として文具店で多く置かれているパイロットインク30mlの箱を並べましたが親子のようです。


画像 さて、肝心の中身はと云うと…大変満足するインクでした
 色は画面で見られるように、ビンテージグリーンとなっています。特にM450とはインクと軸の色の組み合わせが良く、フローも安定してペン芯との相性も良いように感じました。
 たまには渋めでクラシックな手紙を書こうと思っている方、とてもオススメです!

【データ】
価格:2100円(税込)
容量:70ml
CP:1mlあたり30円

【使用した万年筆】
Pelikan M450 Vermeil/Tortoise B nib



スティピュラ ボトルインク(70ml)
珍さんのペンショップ
■ダークブルー■レッド■グリーン■セピア■ダークレッド■サフランイエロー



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タピール レーダーフレーゲクリーム

2010/07/19 23:05
画像 TAPIR(タピール)という製品はご存じですか?

 タピールは、Tapir Wachswaren(タピール・ヴァックスヴァーレン)社というドイツにある皮革ケア用品を製造する会社のブランドです。自然素材へのこだわりが強く、植物性原料は有機栽培ものオンリーで遺伝子組み換えされたものも使わないという徹底した姿勢。その使用原料もHP上で原料名・原産国・その特徴などがしっかりと記載しており、珍しいオープンなメーカーです。

 僕はタピールを一昨年初めて知ってこのフレーゲクリームを買ったのですが、これがなかなか良くてシューケアにずっと愛用しています。なにしろ従来使っていたクリームよりも非常に柔らかで、塗ると滑らかに伸びて革に馴染みやすいのです。

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 手に取る量は上の写真くらい(もう少し少なくてもOK)で、片方の靴全部をカバーできます。
 塗る前には、やや長めの豚毛ブラシでゴミやホコリを払っておいて古いワックスをクリーナーで除去しておいて下さい。また、古いワックスを落とした後に、固く絞った濡れ雑巾で拭けば革に水分が適度に補給されてさらに伸びがよくなります。

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 フレーゲクリームで磨いた後の革靴です。しっとりとしつつ艶のある上品な仕上がりです。
 ちなみに、この乳化性のフレーゲクリーム以外に、タピールからは液状の「レーダーフレーゲ」や「レーダーオイル」なども発売されていますが、通常のケアならばこれだけでも十分じゃないかと思います。
 
 一つだけ欠点を挙げるとすれば、シューケアクリームの中では最良のグッズにも関わらず取り扱うお店がもの凄く少ないということ。
 タピールを取り扱うお店が今後増えると良いのですが… 
 


タピール/TAPIR フレーゲクリーム・皮革用クリーム【Nr80075】
フェブインターナショナル
コウゴ 「靴のクリームでは定番というか、よくあるタイプのチューブタイプ!!固形よりも伸びやすく使いや



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セーラー万年筆 プロフェッショナルギア マイカルタ

2010/07/10 00:00
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 せっかく記事を書いたのに、アップロードをするのを忘れてました

 今日は、万年筆の紹介です。
 今年の4月に広島にあるセーラー万年筆からキャンバスマイカルタという素材を使った万年筆が発売されました。

 『キャンバスマイカルタ』とはなんぞや、と言うと布を何層にも重ねたところにフェノール系樹脂を流し込んで、エイヤ!とばかりに加圧して作った素材です。丈夫な割に触れた感じは柔らかく、尚かつ吸い付くような不思議な感触で、ナイフや包丁のバンドル材では滑り止めとして結構有名な素材だったりします。

 実はこのマイカルタ万年筆、以前発売されていたことがあって、その持ちやすさから人気を博したもののあまりにも硬い素材のため軸加工のコストがかかりすぎて生産を終了した経緯がありました。ですが、万年筆の愛好家の間から復活を望む声が届いたのか、今年になってセーラー万年筆から軸バランスの優れたプロフェッショナルギアタイプ(以前はプロフィットタイプ(天冠と尻軸が丸い形))として復活した訳です。

 僕が良品としてお奨めする点は、とても「丈夫」なこと。
 プラスチック軸はもとより、金属軸と比べても傷が付きにくく、割れたりへこんだりもしないので長く使うことが出来るのです。
 万年筆は名前の通り『万年』筆。ペン先は化学薬品のインクにも強く、酸化しづらい金を使い、ペンポイントは簡単にはすり減らないイリドスミンを付けて長〜く使えるようになっています。そして徐々に持ち主の書き癖に合わせて書き味固かったペン先が馴染んでいき自分だけの筆記具となっていくのです。マイカルタ万年筆は、ユーザーが永く愛用する手助けを十分果たしてくれることでしょう。 
 また、マイカルタには先述したように布の繊維が含まれているので、手などの脂分を徐々に吸収し、艶やかな軸へと変化をしていきます。特にグリーンマイカルタは、ブラックマイカルタに比べて色の変化が著しいものがあります。

 またこのマイカルタ万年筆を企画したのが、セーラーが全国で開催しているペンクリニックのペンドクター川口明弘氏ということもあって万年筆の書き味も非常に滑らか。もちろん、ペン先の幅もEF(極細字)、F(細字)、M(中字)とあり、バリエーションが豊富です。

 ちなみに僕はFを使用。日本語を書くには最適な太さです!
 価格は57,750円とかなり高く設定されていますが、「これ1本持っていれば十分」と言えちゃうような万年筆なので、万年筆を初めて使う方や今持っているものは使いづらい、なんて人は是非使ってみて下さい!





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Collonil ANTIRAIN - コロニル アンチレイン

2010/07/01 00:00
画像 記念すべき第1回の良品紹介は、レザーケアの"コロニル"からです。
コロニル社はドイツにあるレザーケア用品のメーカーで、自社ブランドだけでなくカルティエやバリー等のブランドレザーメーカーにもOEM供給しています。それだけ信頼のあるメーカーなのでしょう。



 このアンチレインは、そのコロニルから発売されている強力な防水用靴クリームです。また防水だけでなく、汗によるヒビ割れを防ぐ効用があったりと一石二鳥なクリームとなっています。
 僕は、レッドウイングのオイルレザーブーツをいくつか使っていましたが、いつもこれで手入れを行っていました。だって、これだけで保革も防水もつや出しも出来てしまうから。
見た目は油性ワックスのようですが、実際は乳化性クリームなのでとても柔らかく感触はバターのような感じです。缶を開けた時に甘い匂いがするのでワックスには蜜ロウを使っているのかもしれません。

 アンチレインは少量(小指の爪の面積ぐらい)をウェスに取り丁寧に伸ばして塗っていきます。踵から左右サイド2カ所、足の甲からつま先の3カ所に分けて塗ると良いでしょう。かなり柔らかいのでよーく伸ばしながら塗り込んで下さい。面白いようにスススーッと塗ることができますので。
 塗り終わったら30分から1時間ほど置いた後、ブラッシングして表面の余計なワックスを落として完了です。
強めの雨でもちゃんと防水していますし、汗にも強いのでオイルレザーの靴(ビジネスシューズで使われるカーフ・キップ等のスムースレザーは不可)を使われる方にはオススメの逸品かも。

 ただ、最近は手軽にケアできるスプレータイプのものが流行っているので、残念なことにアンチレインの生産は縮小気味です。
 補色カラーも今まではワインやブラウン・ダークブラウンなどもあったのですが、限られたところでの販売となっており、大部分のお店では黒と無色の2種類だけという寂しい状況となっています。

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